新宿に近いけど割安な沿線

■このサイトにはアフィリエイト、プロモーションが含まれます。

これから新宿近郊に住む人にはこちらの沿線をお勧めしたい

新宿に近いのに割安な沿線というのがある。

もっとも安いのは西武新宿線沿線。安い理由は西武サイドの開発の立ち遅れにあるが、沿線に遊び場も多くホントに割安に住める街が多い

西武新宿線準急拝島行き Photo:Sho233531 CC BY-SA 4.0(Wikipediaより)


割安な沿線として代表的なのは、西武新宿線だろう(この場合、高田馬場駅はJR山手線・東京メトロ地下鉄東西線とのターミナル駅で高いので、できればそれ以降の落合駅以降を指す)。明らかに安い。

西武新宿駅は歴史的経緯(後発での開発)から「新宿駅」に乗り入れられず、実は歌舞伎町(西武新宿駅)止まりである。そのためJR山手線への乗り換えも高田馬場駅のほうを推奨している。そのへんもあって、新宿という大ターミナル駅に接続を微妙にしていないこともあり(厳密には西武新宿駅から新宿駅は10分も離れていないが)、西武新宿線沿いの開発が、若干他の新宿沿線に比べて進んでいないのも確かだ。
しばらく乗ってればわかるが、沿線に高層の建物が少ない。東京に来たのに、田舎に来たような感覚に見舞われるかもしれない。だが、西武沿線というのは中央線の人気各駅の北側に位置し、バス交通で各中央線の駅と結ばれているため、中央線カルチャー的なものの派生ともいえる西武新宿線独特のコミュニティが周辺にあり、わりと馴染むと良いし、学生の他ファミリーもその価格的な魅力から住んでいる人が多いから、そこまで残念な気持ちになる必要はない。西武新宿線に住むということは、カッコより実利を取る人向けなのだ。たとえばだが、飲食店街が大きく発達している、野方と沼袋あたりは飲むのが好きな人ならいいだろうし(そういう人がそれなりにいるので安全面ではあまりおすすめできないが)、自然が好きなら上石神井(石神井公園に行ける)あたりも楽しいはずだ。沿線に公園も多い。
外部リンク:【西武新宿線沿線】駅から子供と歩いて行けるおすすめ公園ガイド

ただ、同じ西武でも池袋駅にちゃんと乗り入れた西武池袋線は高架化も進み、それなりの投資がされている感じがするのだが、西武新宿線は(最近は駅は高架側になってる場合も多くなったが)ホームあたりへの投資はあまりされておらず、時に古びたホームもあって、やや時が止まっているかのようではある。


広告

歌舞伎町に行く人にはおすすめ

写真(C)すしぱく PAKUTASO提供


しかし、歌舞伎町だけにしょっちゅういく人ならば、これほどロケーションの充実している沿線はない。なんせ西武なら高田馬場から電車1駅、3分で歌舞伎町ですから。西武(JR)高田馬場駅から徒歩3-5分くらいの物件というのも選択肢に置いていいと思う。それでも高いというなら、下落合・中井以降の普通電車しか止まらない駅の住宅地にすれば、激安物件がいっぱい。

西武側が努力していないぶん、沿線では大家が努力していて、デザイナーズマンションがかなり建っている。

次に安いのは…

次に新宿近くて割安なのは丸の内線(特に支線) 理由はやや土地の低さ等

次に割安なのは、東京メトロの地下鉄・丸の内線。西新宿5丁目に駅が出来たり、落下防止のガードができたりとかつての「古めかしい丸ノ内線」からはどんどん様変わりしているが、こんな都心まで乗り入れている便利な地下鉄がありながら、昔から家賃は安価だった。

中野新橋駅(2011/04/03) 写真:nachio フォト蔵 CC BY-SA 2.1に基づいて使用しています。


中野坂上駅などの新宿すぐといった利便性も捨てがたいが、街道が近いので、ちょっとうるさいし粉塵もあるし。おすすめしたいのは中野坂上で分かれる支線の「中野新橋駅」付近。川が近い(やや低い)のだが、それなりの商店街が複数形成され賑わっている。ここは安くて便利、かつワンルームマンションが多いので昔から芸人が多い。いまのように吉本が東京にも出てくる前からたけし軍団はこのへんが根城だったし、かつては相撲取り(現在は相撲部屋が移転したので減った)、AV女優やキャバ嬢なんかもいっぱい住んでいる。新宿から無理やり歩こうと思えば40分くらいで帰れるので、タクシー無しでもok。学生、新人サラリーマンもわりと多いぞ。
丸ノ内線の中でもさらに支線が安い理由は、もともと支線だから2本に1本くらいの電車数であることもあるけど、中野富士見町から方南町に行くとわかるけど、ある特定宗教団体のとても大きな本部があるのだ(インドの寺院かと思うくらい大きい)。そのため、本部が近い、昔からの住人の間ではその宗教色が強いんだけど、中野新橋あたりはニューカマーがほとんどのため、そういう印象は薄い。
だから特に中野新橋がお勧めなのだ。別に中野富士見町や方南町に住んだからといって、特に説伏されるわけではないんでご安心を(町内会にそういう人が多いだけ。むしろ家賃はかなり安くなる)。方南町にはドンキもあるので案外便利。

問題は、このへんはその家賃の安価さと利便性から若い男女が多いので、ワンルームマンションの下層階だと上階のベッドからのギシギシ音(◯ックス音)に悩まされるかもしれないのと、水の近い低めな土地なので1階だとやや湿気が篭もりがちな所か。

すぐとなり街、丸ノ内線本線の「新中野駅」も安いけれど、土地としては老人の大家と店主が多いので、いまひとつ商店街の活気がないんだよね。新中野はどっちかというと休日は新宿に出ずに「中野」を併用する人向けかな。それでも若干、最近は若い人向けのお店も増えてきている。


広告

京王新線も穴

新宿発の京王線の他に、京王線に途中から乗り入れてはいるが地下鉄都営新宿線直通の「京王新線」というのがある。「新線しか止まらない駅」初台・幡ヶ谷は意外と割安だが、そんなに不便さはないかつ人気があるので、極端には安くない。

都営新宿線も割りと安い

都営新宿線は、地下鉄代金が高い分、比較的割安。曙橋駅あたりはフジテレビが無くなってからかなり街が変わったが、裏通りは普通の四谷の血を引く住宅地。そこから新宿寄りな物件あたりなら自転車では十分に新宿に出ることが可能。駅も綺麗だ。
曙橋駅あたりは1駅乗って新宿3丁目駅で降りれば新宿2丁目も新宿3丁目も近く、飲兵衛には便利である。学生には都営線ならではの交通費の高さはつらいが、社会人などで会社から交通費が出るような仕事だったら、なにも損はないのでこういうエリアに住むのは穴かもしれない。

あとは大江戸線沿線。大穴なのは「若松河田」

この駅ができるまでは「陸の孤島」だった都営地下鉄大江戸線・若松河田駅は新宿近くに住みたいのであればかなりお得な地域。いまでもかなり寂しい面はあるが最低限の商店街は一応ある。あくまで住居はここに置いて(住む場所は住む場所と割り切り)アクティブに出かける人には向いている。同じ大江戸線でも東新宿駅だと、副都心線も乗り入れており併用できるのでやや便利になってしまうので今ひとつは安くないが、東新宿駅付近くらいは新宿からすぐに歩いて帰れるエリアなので、そこを考えれば安いくらいかもしれない。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. 敷金礼金ゼロのデザイナーズマンションに住みたい人

    最近のデザイナーズマンションは敷金礼金0で借りれるところがあります。家賃だって交渉次第で安くなる場合もあるんです。